超生命体の偏愛図鑑

栗原ゆう さん

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シアターエミュ プロデューサー/エミュリボン オーナー
大阪府出身

映画素人が作った、アートを楽しめるシアターカフェ

⸺そのアートは?
アーティストのbuggy(バギー)さんに描いてもらった、いろんな映画題材にした壁画です。2025年11月にイベント特化型ミニシアター「Theater Aimyou(シアターエミュ)」をオープンした私ですが、これまでの人生で映画をほとんど見てこなくて……。恥ずかしながら、この壁画を描いてもらうタイミングで初めて『バック・トゥ・ザ・フューチャー』観たんです。buggyさんの生オーディオコメンタリーを聞きつつ、「これがお父さん!?」なんて驚いていたら、「いい大人がこんな新鮮なリアクションできるなんてマジですごいよ!」って言われました(笑)。

⸺そのアートのええところを教えてください。
映画好きだけでなく、アートを楽しめるシアターカフェとして、誰でもフラッと入りやすくなっているところ。「ここ、なんだろう?」って入ってきた人が、「あ、映画もやってるんだ」と興味を持ってくれたり、「これは何の映画だろう?」って気になってもらえたら。
上映する映画ごとにコラボフード・ドリンクを開発していて、味にも見た目にもとことんこだわっています。壁画をバックにすれば写真映えもばっちり。ミニシアターは会場が小さい分、どうしても敷居が高くなりがちです。アートやカフェがあることで、親しみやすく感じてもらえたらなと。

⸺あなたにとってアートとは?
アメ村から新しい文化を発信し、挑戦するための「きっかけ」です。私は8歳の頃からアメ村に遊びに来ていて、この街がずっと好きなんです。だから、ただ映画を流すだけじゃなく、ここをきっかけに「アメリカ村映画祭」をやりたい。音楽のサーキットフェスみたいに、古着屋さんや飲食店などアメ村全体をジャックして開催したいんです。
そしてもう一つの目標は、「アメリカ村の映画を作る」こと。昔、アメ村の生みの親とも言われる日限萬里子(ひぎり まりこ)さんの話をおじいちゃんたち(アメ村のレジェンド)から聞いて、「私もヒギリマリコになりたい!」と思ったのを覚えています。 アメ村で映画を撮って、アメリカに輸出して賞を取りたい。 buggyさんのアートに彩られたこの場所から、アメ村という街と一緒に、誰も思いつかないようなエンターテインメントを作っていきたいですね。

※掲載時(2026年4月23日)の情報です
取材・文:トミモトリエ、オカジマアヤノ