5年ぶりの復活!21万人が押し寄せる「日本橋ストフェス2024」に行ってみた

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バーバラ

ツッコミ

5月12日、大阪・浪速区のでんでんタウン一帯を会場に、国内最大規模のコスプレイベント「日本橋ストリートフェスタ」が開催されました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2019年の開催以降は長らく休眠状態だった同イベント。「コロナ禍前からずっと行ってみたかった」と話す株式会社人間のバーバラが、今年のストフェスを突撃取材!

たくさんのカメラマンやコスプレイヤーで大賑わいだった開催当日の様子をレポートします。

ストフェスとは?

2005年の第1回開催から約20年間続く※「日本橋ストリートフェスタ」(通常:ストフェス)。夏・冬のコミックマーケットと同時開催の「となりでコスプレ博」(東京)や、毎年7〜8月に開催される「世界コスプレサミット」(愛知)に並ぶ、日本最大級のコスプレイベントです。
※2011年、2021〜2023年は開催休止

ストフェスは「東のアキバ、西のポンバシ」と親しまれる大阪・日本橋の電気街「でんでんタウン」で例年開催されています。慣れ親しんだ商店街や大通りを、思い思いの衣装に身を包んだコスプレイヤーが闊歩する光景は、さながら「異世界転生」を思わせる異空間だとか……。

アニメ大国日本といえど、街中で行われるここまで大規模なコスプレイベントはストフェスだけとのこと。独自性の高いイベントだけに、2020年からの休止が惜しまれていたストフェスですが、ついに今年、約5年ぶりのイベント再開となりました。 

今回のストフェス

今回、ストフェスのイベントレポーターを務めます株式会社人間のバーバラです! 

コロナ前からずっと行きたかったストフェス、今回が念願の初参加! 何日も前から、この日をずっと楽しみにしていました……。

というのも、私バーバラは大の「可愛い女の子」好き。

推しのキャストに貢ぐため足繁くコンカフェに通っていたものの、最近は推したちの卒業が相次いだためお店から足が遠のき、一人寂しい夜を過ごしています……。

ぽっかり空いた心の穴を、ストフェスに集うコスプレ美女たちで埋めたいと思います!

それでは、いざ日本橋!!!

大阪メトロ「日本橋」の駅を出て、日本橋筋商店街のアーケード沿いを南に進むと、見えてくるのはこの人だかり!  大きなカメラを携えるカメコ※の皆さんや、カラフルな衣装に身を包んだコスプレイヤーの皆さんが堺筋を歩きまくっています。こんなに人で埋め尽くされているでんでんタウン、はじめて見たかも……。
※カメコ:コスプレイヤーを撮影する人の呼称。「カメラ小僧」が語源だとか。

それもそのはず、この日のストフェスには府内外から約21万人が来場していたのだとか! さすが、国内最大級のコスプレイベントだけあって、普段とは桁違いの人の多さです。

一際目立つ人だかりを発見! 近づいてみると、中心にはコスプレをした美女の姿が。この光景は「囲み撮影」と呼ばれるもので、数十人のカメラマンがレイヤーさんの周りを取り囲んで撮影を行うスタイルです。

人気レイヤーさんの撮影の場合、順番待ちの長蛇の列ができてしまうので、何十人もが一斉に撮影を行えるこのスタイルが定着したんだとか。コスプレ界にはいろんな通例やルールが存在するんですね……。

そもそも、ストフェスは参加者のコスプレイヤー・カメラマンに向けてさまざまなルールが課せられています。

・店舗前、私有地、道路上などコスプレ撮影可能場所以外での撮影行為はお止めください
・コスプレ及びカメラ撮影でイベントに参加される際は、事前にコスプレ参加証(リストバンド)及びカメラ撮影参加証(ストラップ)のご購入と装着をお願いいたします
・作品のイメージを損ねる恐れのある過度にキャラクターを表現したコスプレでの参加は禁止とします
・露出が著しい衣装での参加は禁止とします
日本橋ストリートフェスタオフィシャルウェブサイト(コスプレイベント情報)より抜粋

店舗が密集し、参加者以外の買い物客なども集う街中で行われることを考慮してか、露出対策や撮影方法について、運営側からさまざまな配慮が求められます。ルールが定められているクリーンなイベントなので、ご家族連れでも安心して参加できますね!

<左>進撃の巨人/リヴァイ(黒王子いちるさま)<右>ジョジョの奇妙な冒険/D・D(せんきちさま

ここからはお待ちかね、当日イベントで見かけたコスプレイヤーさんをご紹介!

 長らく漫画やアニメから遠ざかっていたので「私の知っているキャラはいないかも……」と不安を抱きながらの参戦でしたが、「進撃の巨人」や「鬼滅の刃」など、誰でも知っている超有名作品のコスプレや、「ジョジョの奇妙な冒険」や「遊戯王」、「BLEACH」といった懐かし少年漫画のコスプレをした方がたくさんいて、見ているだけで楽しい気持ちに!

ドラゴンボール/悟空(佐倉あんこさま

今年は鳥山明先生がご逝去された影響なのか、たくさんの鳥山作品のコスプレを見かけました。最新アニメのコスプレと比べても、見劣りしないキャラデザインはさすがの一言ですね。

ブルーアーカイブ/姫木メル (伊波ユリさま

懐かしキャラとは対照的に「ブルーアーカイブ」や「勝利の女神:NIKKE」など、人気スマホゲームのキャラクターや、女性VTuberグループ「ホロライブ」所属キャラなどVTuberのコスプレも目立ち、2024年最新のコスプレ事情が掴めたような……?

ねことおじさん/おじさん(白沢鏡さま)、紅の豚/ポルコ・ロッソ(部活好さま

女性だけでなく、男性コスプレイヤーさんもたくさん参加されていましたよ!  SNSで話題を呼んだ漫画や往年のジブリ作品まで、バリエーション豊かな男性キャラのコスプレは、すれ違う人たちの注目の的になっていました。

ギルティKAITO/初音ミク-ProjectDIVA-f-(shiz*さま)、シュープリーム初音ミク/初音ミク Project DIVA F2nd(しらゆきさま

参加者の中にはフォロワー10万人越えのインフルエンサーの姿も! SNSで見たことのある有名コスプレイヤーさんのお姿を拝めて「国内最大級のコスプレイベントの名はダテではない……!」と強く実感しました。

ご紹介しきれないほどたくさんのコスプレイヤーさんが参加していたストフェスですが、その中から一部を抜粋して掲載させていただきます!

ワンピース/ウタ(めこさんさま
<写真右>マブラヴ:ディメンションズ/篁唯依(きなこもちさま
Summer Pockets/鳴瀬しろは(三夏さま
NieR:Automata/中型二足(ラピュさま
オレたちひょうきん族 /左からアミダばばあ、パーデンネン、タケちゃんマン(左からスメ爺さま始音カイトさまさちころさま
とっとこハム太郎/左からハム太郎、春名ヒロ子(左からみんちさまこんぶさま
もののけ姫/ジコ坊(ジュゴン様

はじめてのストフェス参戦、大満足の一日となりました!

「コスプレ=美少女キャラ」というイメージを持っていた私でしたが、実際に参加してみると年齢や性別関係なく、いろんな人たちが自由にコスプレを楽しんでいる姿がとても新鮮でした。

さらに、お子さんを連れてコスプレ鑑賞を楽しむご家族の姿など、一般的なコスプレイベントでは見られないような光景をあちこちで見かけました。

ストフェスは大阪随一の繁華街・なんば隣の日本橋が会場ということもあり「する側」も「見る側」も、普段慣れ親しんだ場所でコスプレが楽しめる、いい意味でハードルが低いイベントなのかもしれません。

一口に「国内最大級コスプレイベント」と言っても、オタクの方だけが参加するのではなく、通りかかった通行人すらもないまぜになって楽しめるお祭りムードに「大阪らしさ」を感じることができました。

いろんなコスプレイヤーさんを見ていると、私も「する側」に挑戦したくなったり……。あと一年でコンディションを整えて、2025年はストフェスでコスプレデビューを目指します! 来年のレポートをお楽しみに〜!

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