極彩色に彩られた超空間!狂喜乱舞のフェティッシュ祭「FARPLANE NIGHT vol.17」イベントレポート

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関戸ナオヒロ

ツッコミ

みなさんこんにちは。イベントレポーターを務めさせていただきます、ライターの関戸ナオヒロです! 今回レポートをするのは、2023年11月25日に開催された関西最大規模のフェティッシュイベント「FARPLANE NIGHT vol.17」。噂には聞いていたのですが、今回、念願叶って初参戦させていただきました。

イベントを主催するのは、過激な装飾やセクシャルな要素を取り入れたファッションを提案し、様々な思想・文化の交流地として大阪のナイトシーンの代表格であるバー「FARPLANE(ファープレーン)」。2021年からは「心斎橋PARCO」にも出店しているんです。

17回目の開催となる今回のイベントテーマは、「爆ぜろ、初期衝動」。既存の価値観を壊して、この日だけは自分らしさを剥き出しに、心踊りたい…。そんな恋心にも似た熱い初期衝動を持つ人々が集結しました。

ダイジェストムービー(第一弾)

会場は味園ユニバース。昼の2時にもかかわらず、到着したころにはすでに開演を待つ人たちで行列が!それでは、さっそく中に入っていきましょう!

会場内はド派手なファッションの人で溢れた宇宙空間。

セクシーな格好の女性もいれば……。
フロアで爆踊りしているミッ⚪︎ーも!
中身はナイスなおじさんでした。

17時まではプロのメイクアップアーティストやヘアスタイリストによる「変身ブース」が設置され、今日という日をマンキンで楽しむために、みなさん思い思いのファッションに身を包みます。

ブレイズを装着できるブースがあったり……。
フェイスペイントでHAPPYな顔に仕上げてくれたり……!みなさんの個性が大爆発中!まだまだイベントは始まったばかり!

こちらの女性は、どこでも急に寝てしまう過眠症を患っていて、自分を表現したいという思いを諦めていたそう。この日は本当に楽しみにしていて思い切って変身に挑戦!

関西のパンクシーンを牽引するSHIGA-CHANGによるヘアセットで……。

超絶なスパイキーヘアに!毛先にカラーも入れて、パンキッシュガールに大変身!「本当に楽しくてテンション上がって眠くならなかった!」と、イベント中も終始ノリノリでした!最高!!

ヘンとネンが超生命体に認定した方々にも多数遭遇。バンド・スーパージェットキノコのらむねさん。この日はライブでも大活躍!
バーレスクパフォーマーのMiWAROCKさんによるメイクアップも大忙しでした。
ホイッスルが常に鳴り止まず、カオス状態だったシャンパンコーナーにはニッキー吉田さん。
そして、FARPLANE心斎橋PARCO店の店長・Pechico Octopashyさん!フロアだけじゃなく、ステージでも一際存在感を放つほど大活躍でした!
変身ブースの隣では、AVメーカー・V&Rプランニングが「便器の下からパンチラ撮影会」を出店。
現役女王様や緊縛師による緊縛体験ブースも。どちらも常に人だかりができるほど大盛況!自分の性癖をさらけ出せるのも、ファープレーンナイトならでは。
VIP席にはシャンパンが神輿で担がれて到着する光景も。もう、計り知れません……!!

と、ここでイベントの前半が終了。メイクやペイントの変身ブースが撤収されると、いよいよショータイムがスタート!

メインステージには、なんと田代まさしさんが登場。往年の名曲の披露や、ユーモアを交えたエピソードトークに会場の熱気も一気に高まります!

ファンの声に気さくに反応する田代さん。
フロアは満員御礼!
小人バーレスクダンサーのちびもえこさん。
EGO-WRAPPIN’の名曲・くちばしにチェリーに合わせてセクシーなダンスパフォーマンス。
フロアにも降りてきて、縦横無尽なパフォーマンスを見せてくれました!

ステージパフォーマンスのほかにも、フロアでは癖アリなDJがオーディエンスを沸かせます!いい意味で乱痴気騒ぎ!

ライブショーで登場したスーパージェットキノコ。宇宙人のダンスもキレキレでした。
バーレスクパフォーマーのMECAVと、スウィングバンドのClap Stomp Swingin’が異色のコラボ。
関西最大級のポールダンススタジオSweetpi-Aによる、華麗なポールダンスショー。

さまざまなパフォーマンスやDJにより、会場の熱気は最高潮に!

もはやジャンルは存在しない、唯一無二の空間に。
大トリを勤めたのは、“地下セクシーアイドルユニット”のベッドイン。バブル期を彷彿とさせる圧巻のパフォーマンスでした!

昼からぶっ通しの宴もいよいよフィナーレ。ステージに集まった今日の出演者たちから振る舞いのシャンパンが。

最後はこの日活躍したスタッフ、出演者がステージに集まってチーズ!17回目のファープレーンナイトも見事に大円団で終了。

こうして8時間ぶっ通しで駆け抜けた1日のなかで、様々な人、カルチャー、バイブスとの出会いに刺激され、自分のなかの何かしらのチャクラが開く感覚でした。

日常のなかで誰しもが押さえ込んでいる自分という存在。会場で出会った人たち、言い方を選ばなければ「キワモノ」な人たちは、枠にはまることなく誰よりも自分を愛し、素直な生き方で人生を謳歌していました。

宴が終わって日常に戻っても、どんなときでも主役は自分。爆ぜろ、初期衝動。「ファープレーン」なマインドは、人生において一番大切なものということを全身で体感できた1日でした。

最後に、ファープレーンのイベントパンフから一文を引用させていただき、今回のイベントレポートを締めくくらせてもらいます。

「ただはしゃぐだけの祭りであり、ただはしゃぐだけの祭りではない。」この場所には、当たり前の毎日に争い続ける人の輝きがある。

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