超生命体の偏愛図鑑

ATAKE さん

Webディレクター
大阪市西区在住/兵庫県出身

「音楽のニオイがする服が好き」テクノの源流に対するリスペクトを着る

⸺そのTシャツは?
デザイナー・高橋盾のブランド「UNDERCOVER」のTシャツです。子どもたちが祈りを捧げてる真ん中のレコードは、1984年にリリースされた Manuel Gottsching(マニュエル・ゲッチング)の「E2-E4」というレコードで、「この楽曲がなかったらテクノは存在していなかった」と言われるほどの歴史的名盤です。他にも、メンバー全員の直筆サイン入りオフィシャルTシャツとかフェスTとか………家には100着以上の音楽Tシャツがあるので、今日持参したTシャツたちは僕のコレクションのほんの一部です。

⸺そのTシャツのええところを教えてください。
デザイナーの音楽に対するリスペクトが伝わってくるところですね。僕はTシャツのデザインにこめられたアーティストの想いを着ているから、無地のTシャツは基本買わない。もともとファッションと音楽が好きで、大学生の時に働き始めたアメ村・ショウザンビルの古着屋で、いろんな音楽好きたちと知り合って。その後、北新地のクラブ「KARMA」で働いてたときは、自らKARMAのスタッフTやフライヤーもデザインしたり。「もっとデザインを学びたい」と思って制作会社に入社した後も、週末は朝までクラブで遊んでました。好きな音楽の近くにいたから、オールで遊んでた時の方がメンタルは元気だったかも(笑)

⸺あなたにとってTシャツとは?
音楽好きって、ファッション好きが多いんです。例えばモッズな服を着てたら「この人はUKロックを聴くんだな」とか、adidasを着てたら「ヒップホップが好きなのかな」とか。僕もそうだけど、自分が辿ってきた音楽の文脈に沿った服を着ている人が多い。僕の場合は着る目的だけじゃなく、好きな音楽を表現するアート作品として、Tシャツをコレクションしています。David Bowieの顔写真プリントTを着てたら、若い子に「研ナオコですか?」って聞かれて悲しかったけど……これからも音楽のニオイがする服を着続けます!

※掲載時(2024年3月25日)の情報です
取材:渡辺あや 撮影:トミモトリエ
取材協力:ALFFO RECORDS