超生命体の偏愛図鑑

バーバラ松原 さん

株式会社人間 バックオフィス(33歳)
大阪市北区在住/箕面市出身

部屋とロング缶と私。つらいときも楽しいときも日常に不可欠な登場人物

⸺その酒は?
毎日家で飲んでいる翠ジンソーダのロング缶です。普段は株式会社人間で人事や経理などのバックオフィス業務をやっていて、キッチリとした仕事を終えたあとは帰ってきて流れるようにプシュッと1本。平日はロング缶2本、調子が良かったら3本、もっと調子が良かったら4本飲みますね。ロング缶しか買いません。

⸺その酒のええところを教えてください。
やっぱり豪快に飲めるのがいいですね。一気にゴクゴク飲んでもなかなか減らない。冷たさをキープするための真空断熱カバーを持ち歩いて、よく友達と帰り道に歩きながら飲んでいるんですけど、350mlだったら家までの途中でなくなっちゃう。自宅で飲んでいても、ロング缶ならすぐになくならなくて冷蔵庫までの往復時間も短く済みます。いつも2ケースずつ宅配してもらってるんですけど、この前いつもとは違う大きい箱が入っていて……なにかと思ったらキャンペーンで6缶パックに1枚ずつお皿がついてきたんです。2ケースで48本だから、一気に8枚のお皿をお迎えしちゃいました。

⸺あなたにとって酒とは?
ロング缶は相棒というか腐れ縁ですね。つらいときも楽しいときもそばにいてくれて、ときには慰めてくれる。週末に寝起きのベッドで飲むのも幸せだし、家事を片付けるときに気合いを入れるために飲むことも。そして1日の楽しかった思い出を振り返るときも飲みます。仕事終わりの散歩のお供、飲みに行って最後の一軒代わり、休日にお風呂でドラマを一気見しながら……1人でロング缶を飲んでいるときは、誰も傷つけないし、自分も傷つかない。日常のあらゆるシーンにおいて、私のそばにいる登場人物はロング缶です。

※掲載時(2023年11月27日)の情報です
取材:狸山みほたん
撮影:トミモトリエ