超生命体の偏愛図鑑

ゆーみん さん

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HEAVEN Japan スタッフ(32歳)
大阪市在住/河内長野市出身

Mカップまで同価格、自称元ロックスターが愛する変な名前のブラジャー

⸺そのインナーは?
「変な名前の補整下着」たちです。『脇肉キャッチャー』に『夜寄るブラ』、『タニマドンナ』に『どんとこいブラ』、最近だと『シン・胸不二子ブラ』とか……私が勤めるHEAVEN Japanのブラジャーは、とにかく名前が変わってるんです。社長が変わった人で、昔から父と知り合い立たんですけど、私が高校生の時にコンビニでバイトしてたら「忙しいから手伝って」って言われて。バイトからスタートしてそのまま入社しました(笑)。気づけばこの変な名前の商品たちと13年も一緒にいますね。

⸺そのインナーのええところを教えてください。
ふざけた名前やのに、中身はめちゃくちゃ真剣で、愛があるところ。例えばサイズ展開。ブラジャーって普通、カップが大きくなると値段が上がるんです。布の面積が倍くらい違って、材料費がかかるんで。うちの商品、最大「Mカップ」まであるんですけど、全サイズ価格が一緒なんです。これ、普通に考えたらありえないんですよ!
うちはネット販売がメインだから、サイズが合わなかったら交換するシステムがあるんです。その時に「サイズ上げたら追加料金かかります」って言われたら「じゃあ今のままで我慢しようかな」ってなっちゃうかもしれない。 補整下着をつけてもらうのが目的なのに、お金のことで妥協してほしくない。だから、採算度外視で価格を統一してるんです。

⸺あなたにとってインナーとは?
違う「ロックの形」を教えてくれた存在。私、中学生の頃からバンドをやってて、自分をロックスターだと思い込んでたんですよね。自分の好きなものしか やりたくなくて、自分が気持ちいいだけの「自己満足」の世界にいました。でも、下着の仕事を始めて、お客様から「悩みが解消された」「人生が変わった」って声を直接もらうようになって。「あ、誰かのためになるって、こんなに嬉しいんや」って初めて知ったんです。商品の名前も会社の在り方も「ロックやなぁ」と思うし、なんとなく始めた仕事やったけど、今では自分の人生の一部。
このブラジャーたちと一緒に、誰かの身体だけじゃなく、心も上向きにできるような、そんな仕事をこれからもしていきたいですね。

※掲載時(2026年5月14日)の情報です
取材・撮影:トミモトリエ