⸺そのストリートフードは?
タコスです。昔からタコスとかスパイスカレーとか香辛料を使った食べ物が好きなんですよね。お店で食べるのも好きなんですけど、友達が家に来た時に自分で作ったタコスを振る舞ったりもしていて。今一番ハマっている食べ物ですね。作るようになったキッカケは兄貴がひょんなタイミングで僕にいろんなスパイスをくれて、それでカレーをゼロから作るようになったんですけど、このスパイスがあればタコスも作れるんじゃね?って思って。ノリで作ったら結構うまくいったんですよ。素人レベルですけど。料理してる時間って、結構楽しくて、普段は音楽を作ってるけど、音を重ねたり歌詞を乗せたりする作業とスパイスを使った料理はニュアンスが似てるから楽しいのかもしれないですね。
⸺そのストリートフードのええところを教えてください。
人と一緒に笑顔になれるツールですかね。ホームパーティーでみんなに振る舞うとかはもちろん、友達にタコスを作る人として、イベントへの出店をお願いされたりすることもあって。ライブとかもそうだけど、何かを作って反応が得られるのはおもしろいですよね。あとは、「カマチューはタコス好きやから」っていうのが広まってくれるおかげで、ライブの出店にタコスを入れてくれたり、ご飯の誘いでも「タコスいかへん?」っていうのが増えてて。タコスをみたり食べたりしたときに自分を思い出してくれてるんだなって感じられるのも嬉しいんですよね。
⸺あなたにとってストリートフードとは?
手軽なのに、奥が深いアイテムですかね。店で食べれば味が全然違うし、トルティーヤひとつとっても、配合とか作り方とかが全然違う。手軽に食べれる値段の食べ物なのに、毎回こういうやり方もあるのか…って勉強にもなってるっていうか。あとは、食に強い友達とか料理人が、こんなマサ(とうもろこしの粉)あるで!とか、どんどん情報をくれるんで、僕自身タコスを作るスキルがめっちゃあがっていってて。この年で成長することってそんなにないけど、いろんな情報を手に入れながら試行錯誤して、自分が納得いくタコスを作れるようになっていく。そういうのが楽しいんですよね。
※掲載時(2025年5月2日)の情報です
取材・文:納谷ロマン