超生命体の偏愛図鑑

HIDADDY さん

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ラッパー/一二三屋店主(45歳)
大阪市西区在住/豊中市出身

アメ村からブームが再燃!人をつなぐ「指スケ」は単なるホビーにあらず

⸺その乗り物は?
指2本で乗る「指スケ」です。店や三角公園で10年くらい大会を開いてきたんですけど、全国でも認知されているみたいです。先日、日本中のプレイヤーが集まる大会に行ったときは、「一二三屋のおかげで広まった」と何人も声をかけてくれました。きっかけは、2000年ごろのアメ村のビレバン。指スケのデッキが100円で大量に売られていて。90年代に流行ったときの残りでしょうね。それを全部買って、半分ネタとして店で売ったのが始まりでした。みんな「おもろいな」と食いついてくれて、盛り上がりだしたんですよ。その後は本格的なモデルを仕入れるようになりました。

⸺その乗り物のええところを教えてください。
いつでも、どこでも、誰とでも楽しめるところですね。スケートが好きなヤツも、ケガなどの事情でやめたという人も、スケートを通ってこなかった人も一緒に遊べる。キッズがやるものというイメージを持っている人も多いと思いますが、実は大人こそハマる。スケートボードと同じ形、仕組みなので、スケートを知れば知るほど面白くなるんです。僕はカギ束に「指スケース」を付けて常に持ち歩いています。中には指スケ2台とツールが入っていて、いつでもカスタムできます。

⸺あなたにとって乗り物とは?
指スケはライフスタイル。例えばごはん屋さんに入ったら、まずメニューじゃなくて、ついメニュー立ての“形”を見ちゃうんですよね。こう使ってこんなトリックができるなって。店のヤードにはパークを置いています。セクション(トリックを決めるための造形物)には、グラフィティライターがどんどん作品を描き込んでくれて、スペシャルな場所になっています。彼らが海外のライターを連れて来ることもあって、さらに人をつなげてくれていますね。ここまでやり切っているのは、国内ではうちを入れて3カ所くらい。これからも、日本で2本指をレペゼンしていきます。

※掲載時(2024年12月16日)の情報です
取材・文:山瀬龍一